Mac App Storeでのアプリケーション配布について

iPhone/iPod Touch/iPadではおなじみのApp Storeという仕組みが、次期Mac OS X Lion (10.7)にも搭載されるらしいです。
(オプションインストールで現行のMac OS X 10.6 Snow Leopardにも入るらしいですけど)


App Storeってなんぞー という話をしておくと、
要はiPhoneで使えるソフトをジャンル別とかソフトの名前とか人気順で検索して
ワンクリックでダウンロードからインストールまで全自動でやってくれる。
アプリケーションのバージョンアップが公開されるとアップデートができるよって通知が来て、これまたワンクリックでアプリのバージョンアップ作業が完了するという素晴らしい仕組みなんですね。
ちなみに有料アプリになるとさらに本領を発揮して、どんなアプリでも同じ手順で、ワンクリックで、日本語インターフェイスで購入ができ
その上シリアルナンバーの入力とかいう面倒な仕組みもなくて、App Storeで購入情報を全部管理してくれてるからシリアル紛失(ノ∀`)アチャーってこともない


一方、Mac OS Xのほうでは現在
Vectorなどのソフト紹介サイトがあったり、新しもの好きのダウンロ〜ドなどの新着アプリ/バージョンアップ情報紹介サイトがあったり
あるいはアプリ単体で自動バージョンアップ通知機能が実装されていたりしますね。*1


これが今度App Storeでアプリ配布されるようになったら、多分バージョンアップ作業とか
シェアウェアの購入とかがしやすくなるんだろうなー*2とは思うのですが


App Storeのやることですから、多分
「これはMac OS Xインターフェイスガイドラインに沿っていない*3」とか
Xcodeで作られてなきゃダメ」とか*4
「アップル的に認められていない*5アプリケーション」だとかいってバカバカ落とされるんだろうなぁ。



というところまではよかったし、試しに審査通るかどうかNow Headline Xを出してみますかね、と思ってたんですが
App Storeへ申請するにはMac Developper Programというのに参加しないといけないらしいんです。
でもってこれの年会費が10,500円とか・・・


http://developer.apple.com/jp/programs/mac/distribution.html


orz



iPhoneバージョンでも似たようなシステムになっているらしいんですけど
iPhoneのソフト作者さんは、フリーソフト配布するのにこんなの払ってるんですかねー・・・・・・ちょっと考え中。

*1:例えばAdiumとかCyberDuckとかで採用されているやつです。どれも通知画面が似ているのは、Sparkleというのを使っているからです。でも、Now Headline Xは色々な事情があって独自方式の実装というガラパゴスの道を歩んでいます

*2:購入してくれやすくなるんだろうなー とも思います。だって、今普通のMac OS X用ソフトでシェアウェアっていうと、こんなんで金とるのか、とか、こんなん買ってシリアル管理すんのめんどい、送金方法がKagiとかよくわからん、とか尻込みするのにiPhoneApp Storeだと115円とかのソフトをポコポコ買っちゃうんだもん。

*3:努力はしていますが、Mac OS X の古いバージョンをサポートするためにツールバーボタンをつけていないとか、今時のアプリらしからぬ仕様なのでこれも問題になりそうです。

*4:Now Headline X は REAL Studio で作られているので、なおさら通らなさそうです。

*5:しかも基準が曖昧との説もある