Ralink の最近のMac OS X用ドライバはClassic環境と相性が悪い

MacBook+USBワイヤレスLANアダプタで11nを11gに変換(GW-USMicroN) - Outside in
http://d.hatena.ne.jp/shoma_jpn/20090106/1231262394
1980円でAirMac Extremeもどき - 工場長の雑記
http://aomaru.justblog.jp/blog/2008/09/1980airmac-extr.html

とかを見ると*1Windows用のIEEE802.11n無線LANアダプタがMacでもドライバ入れれば使えるみたいなことが書いてある
しかも、自身の日記にも過去に

Mac OS XWindows用のUSB無線LANバイスを使うメモ - Now Headline X 開発日記
http://d.hatena.ne.jp/isogame/20080510/1210431906

とか言っちゃって、調子こいて一応メーカーでMacも対応してるよっていうIEEE802.11gのアダプタを試して自爆しているのだけど
IEEE802.11nの無線LANアダプタを買ってきてまたやることになった。もう懲りたはずなのに。
なぜかって、



IEEE802.11n対応の無線LANアダプタを人の金で買ってきて、他人のMacで使えるようにする。




これは大変なことです。
自分がやるだけだったら、あーだめだったね、チャンチャン。で終わりますけど
今回はそうもいかないようです。えらいことです。

でも、いったん動かすことができれば、あとは触らないでおけば(触らぬ神に祟りなしとか言いますしね)
安定して動かすことができそうです。



今回買うことになったのは前回、自分で買って自爆したときと同じ「Planex」とかいうメーカーの「GW-US300Mini-X」という製品。
上で引用したブログでは他のMacに対応しているよ的なことが書いてある製品を使っているのだけど
このGW-US300Mini-Xはまったくのノーサポート。


ただ安かったのと、前回の日記で「おそらくこれもMacで使える」と目星を付けていた という2点だけ



うわー これは間違いなく安物買いの銭失いルートはいりました!!!!って感じだけど


とりあえず買ってしまったものは仕方ない。


  • GW-US300Mini-X 販売している Planex では Mac OS X 用ドライバを提供していない が
  • GW-US300Mini-X は Ralink というメーカーの RT2870 というチップを使っていて
  • チップ製造元の Ralink は RT2870 チップを使う無線LANアダプタの Mac OS X ドライバを配布している。

Ralink の Mac OS X ドライバのページはこちら。
http://www.ralinktech.com/ralink/Home/Support/Macintosh.html


USB (RT2870) という表記の横にはしっかりと「10.3/10.4/10.5」なんて書いてあって、いかにも使えますよ的なムード。


ダウンロード。マシンがMac OS X 10.4 Tigerだったので、10.4用インストーラでインストール。再起動。USBに差し込む。

勝手にRalinkUSBUtilityとかいうアプリケーションが立ち上がって、無線LANアクセスポイントの一覧が表示された。
デフォルトではWPAもWEPもなんにもかかっていない、電波の一番強いAPに自動的に接続されてしまうようだが
これではあんまり意味がないので


プロファイル タブで「追加」ボタンをクリックしてSSIDをリストから選択、認証方法を選択してキーを入力。OK。
プロファイルの画面に戻ったら、有効化ボタンをクリック。

これで指定したAPにつながるようになる。
あとはシステム環境設定のネットワークをクリックすると新しいネットワークポートがどうのこうのと言われるのではいはいはいって言っとくと
勝手にネットワークインターフェイスの設定がされて、IPアドレスを取得、ネットにつながる。やったね!


という話だったんだけど、そのマシンでは未だにClassic環境を常用しなければいけない状況(アプリケーション的に)だったので
Classic環境を起動するといきなり、RalinkUSBUtilityでAPの一覧が全部消え、Disconnected!!とかNoDevice!!とかメッセージが出る。
!!とか出てるのがいちいちムカつく。

Classic環境側に入っている機能拡張がなにかコンフリクトしているのかと思いきや、機能拡張を全無効にして起動するオプションでも
Classic環境が起動しはじめるとすぐさま無線LANアダプタが機能しなくなってしまう。これはまずいぜ!





この問題はRalinkの最新版ドライバだとこの問題が起こり、前のバージョンだとそんなことは ない ということがわかった。

今Ralinkのサイトにあるのは、2008年12月4日にリリースされた1.2.4.0aというバージョンなのだけど
http://www.ralinktech.com.tw/data/drivers/RTUSB%20D2870-1.2.4.0a%20UI-1.6.8.0_2008_12_04.dmg

ページからリンクされていないだけで、過去のバージョンも落とせるらしい。
というわけで、一個前のバージョンかどうかは怪しいが、過去のバージョンらしきRT2870用ドライバをGoogleで見つけたので
これを落とす。
http://www.ralinktech.com.tw/data/drivers/RTUSB%20D2870-1.0.1.0b_D71w-1.1.7.0c_D2500-1.1.3.0%20UI-1.4.8.0_2007_11_26.dmg



入れたら…


設定画面が英語になってしまったのだけど、Classic環境を起動してもちゃんと接続を維持するようになった。



これで解決!あとは触らぬ神に祟りなしとばかりにいじらずそのままにしてきました。
今のところ正常に動いているそうなので、たぶん大丈夫でしょう。

古い環境と新しい技術の共存はむずかしいですねー

*1:ようやく、はてなダイアリーで引用っぽく枠をつける方法をマスターしました。やった!