カラオケに搭載されているハードディスク

カラオケの機種って、大きくわけると「ナントカDAM」と「HyperJoyナントカ」の2種類があると思う。

この間久しぶりにカラオケにいったら*1、受付で「LiveDAM」「Crosso」「JOYSOUND f1」がありますとか言われてワケワカメ!

えっ、CROSSOとかいうのとJOYSOUND f1はどっちが新しいやつなんだろう、できれば新しいやつがいいよな、と
CROSSOを選んだらなんとf1のほうが新しいということが判明!
今はどんなカラオケがあるの!時系列はどうなの!

ということで調べていたら、カラオケの機械にはハードディスクが搭載されているというのを発見!
意外とカラオケもPCっぽいじゃん!ってことでスペックの進化もまとめてみることにしたよ!
ちなみにカラオケの本体のことを「コマンダ」って呼ぶらしいよ!

HyperJoy

ハイパージョイって読むから女医とか言われていたりもする。そして私が好きなのはコッチ系である。*2

機種名 発売年 ハードディスクの容量 消費電力 特記事項 ソース
HyperJoyV2 (JS-70) 2003年7月 160GB×1 54W 製品情報
HyperJoyV2 Concept-i (JS-70II) 2005年9月 300GB×1(と160GB×1?) 54W 製品情報HyperJoyV2(JS-70) - 東京音響株式会社
HyperJoyWAVE (JS-W1) 2006年11月 320GB×1 43W HyperJoyWAVE製品情報
JEWEL (XJ-J1) 2008年10月 320GB×1 43W ナイト市場向け JEWEL製品情報JEWEL(XJ-J1) - 東京音響株式会社
CROSSO (JS-WX) 2009年10月 1TB×1 49W CROSSO製品情報
JOYSOUND f1 (JS-F1) 2012年6月 3TB×1 53W JOYSOUND f1製品情報
JOYSOUND fR (JS-FR) 2012年10月 3TB×1 53W ナイト市場向け JOYSOUND fR製品情報

下が一番新しい。一部、ナイト市場向けとなっているのは普通のカラオケボックスに導入されるものではなくて、キャバクラとかに導入されるものだそうで。
システム仕様は同じで、外観が違うモノのようである。


なお、基本的にハードディスクは1台でRAIDなどは組まれていないが
OSなど基本的なプログラムはフラッシュメモリに入っていて、楽曲データのみハードディスクに入っている関係で
ハードディスク故障時は、LANを経由して他の部屋のコマンダーから楽曲データを読み込んで営業を継続できるらしい。(ソース


他にも、HyperJoyWAVE以降ではUSBメモリに約10,000曲入れてそちらから読み出すこともできるらしい。
この10,000曲は、JEWELのスペックページに書かれている「演奏会数上位10,000曲、お店で演奏された直近の約1,000曲」とおもわれる。

DAM

機種名 発売年 ハードディスクの容量 消費電力 特記事項 ソース
DAM-G7 1997年 1GB×1 220W ナイト市場向け http://www.aruco-jp.co.jp/product/g7.html
DAM-G128 1998年 2.5GB×1 66W http://www.dkkaraoke.co.jp/business/karaoke_service/products/old/dam-g128/
cyber DAM (DAM-G50) 2000年10月 システム20GB×1、BGV用30GB×2 85W http://www.dkkaraoke.co.jp/business/karaoke_service/products/old/cyberdamb/
NEW cyber DAM (DAM-G50II) 2002年10月 80GB×2 70W たぶんRAID1 http://www.dkkaraoke.co.jp/business/karaoke_service/products/old/newcyberdam/
BB cyber DAM (DAM-G100) 2003年10月 160GB×2 (システムパーティション20GB) 80W たぶんRAID1、ナイト市場向け BB cyber DAM (DAM-G100) [株式会社第一興商]
BB cyber DAM f-stage (DAM-G100F) 2005年4月 400GB×2 (システムパーティション20GB) 175W たぶんRAID1、オールインワンタイプ BB cyber DAM f stage (DAM-G100F) [株式会社第一興商]
Premier DAM (DAM-XG1000) 2007年4月 750GB×2 95W たぶんRAID1 Premier DAM (DAM-XG1000) [株式会社第一興商]
Premier DAM (DAM-XG1000II) 2009年6月 1TB×2 95W たぶんRAID1 http://www.dkkaraoke.co.jp/business/karaoke_service/products/premierdam/商品一覧 DAM(第一興商)|東京音響株式会社
LIVE DAM (DAM-XG5000) 2010年10月 2TB×2 80W たぶんRAID1 http://www.dkkaraoke.co.jp/business/karaoke_service/products/livedam/http://www.sopic.co.jp/karaoke/dam-xg5000.html
LIVE DAM (DAM-XG5000G) 2012年10月 2TB×1、3TB×1 80W RAID1だとすれば実効容量2TBだが・・・ http://www.dkkaraoke.co.jp/business/karaoke_service/products/livedam/http://www.sopic.co.jp/karaoke/dam-xg5000.html

基本的にHyperJoy系と違って同容量HDDを2台搭載していることが特徴である。
NEW cyber DAMのページには「2台で構成される内蔵ハードディスクのどちらかが破損しても、即座に緊急動作に移り」と書いてあるため、おそらくRAID1構成になっていると思われる。
それ以降、BB cyber DAM f-stageまではNEW cyber DAMと同じく「それぞれ20GBをシステムで使用」という記述があるので
RAID1とおもわれるが、Premire DAMではHDD2台とは書かれているが、詳しいことが書いていないので
RAID1であるという確証がない。


おまけにLIVE DAMの最新機種では2台中1台のみ3TBを採用しており、これではRAID1にしたら2TBになってしまうので全く意味がない。ということはRAID構成じゃないのか?とも疑いたくなるが、HyperJoyのようにUSBメモリなどでバックアップできるとも書いてないし、多分冗長化されているのだろう。


ちなみにWikipediaではLive DAMに至るまでRAID1と記載されているがソースは不明。


UGA

機種名 発売年 ハードディスクの容量 消費電力 特記事項 ソース
UGA (UGA-01) 2004年5月 400GB×1、120GB×1 45W RAID1だとすれば実効容量120GBだが・・・ 製品情報
UGA+ (UGA-10) 2005年11月 400GB×3 RAID1 98W たぶんRAID1 製品情報
UGA→ (UGA-N10) 2008年9月 2台搭載しているらしいが不明 98W UPS内蔵 製品情報

UGA NEXTなんか特にわけわかめ。よくわからん。
リモコンはずっと赤外線リモコン。Bluetoothのバージョンもあるようだが・・・


UPSを搭載してみたり、けっこう先をいってた部分もあったようだが
今ではJOYSOUNDに吸収されてもう新しいのが出ることはないんだろうなぁ。

*1: 私が人生初めてカラオケ店に行った時、たしかCyberDAMというやつとHyperJoy V2というやつがあったと思う。その頃の面影はまったくないなー

*2: 初めてのカラオケに触れた頃は、カラオケのリモコンがDAMのほうがよかったのでなんとなくDAM派だったんだけど、ボーカロイド曲とか入れ始めるようになって以降、JOY派に転身した。