Adblock PlusのアップデートでFirefoxが起動しなくなった件の完結編

1年ぐらい前に書いた「Adblock Plus 1.3にアップデートしたらFirefoxが起動しなくなった」の続編。
下書きに入ったままになっていたが、とりあえず公開することにする。


ただ、この現象はFirefox 3.x.xでしか発生しないような気がする。
今のところFirefox 5.xでは順調にAdblock Plusを最新版にしても動いているので。



前回までのあらすじ--------------------
Firefoxが「Adblock Plus」アドオンの更新があるというので、これをインストールしたところ
Firefoxが一瞬だけバウンドした後、起動せずに終了してしまうという現象が発生。
Mac OS Xのコンソールを見ると「com.apple.launchd.peruser.501[171] ([0x0-0x1f01f].org.mozilla.firefox[234]) Exited with exit code: 1」と出ている。


プロファイルフォルダが破損したのかと、既存のプロファイルフォルダを消して
つくり直しても(今回問題が発生したAdblockを除いて)アドオンをいくつかインストールすると
起動しなくなる現象が発生。


結局は、Time MachineでAdblockをアップデートする前のプロファイルフォルダに復元すると
正常に起動するようになったので、ひとまずこの状態で様子見とすることに。

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上記の状態から
「何もアドオンをインストールせず、今入ってるどのアドオンもアップデートせず」で
なんとか使用出来ていたが、先日公開されたFirefox本体のバージョン3.6.4が
Firefoxの自動アップデート機能によりインストールされてしまい
起動できなくなる問題が再発。


いろいろ調べてみたり、いろいろやってみたりした結果、解決したので以下にメモ。

Cachesフォルダの中身を全部削除

これをやってみるといいと書いてあったサイトがどっかにあったので、やってみた

  • /システム/ライブラリ/Caches/ の中身 ( /System/Library/Caches/ )
  • /ライブラリ/Caches/ の中身 ( /Library/Caches/ )
  • /ユーザ/(ユーザ名)/ライブラリ/Caches/ の中身 ( ~/Library/Caches/ )

を全部ゴミ箱の中に入れ、再起動後空にしてみた。
(再起動しないと、いくつかのファイルが使用中と表示され削除できなかった)

Firefoxに無関係と思われるファイルも大量に削除したが、今のところ問題は起こっていない。

ディスクユーティリティでアクセス権を修復

そもそも、このディスクユーティリティのアクセス権修復機能は
Apple純正システムファイルのアクセス権しか対象にしないと聞いたことがあるので
Firefoxの問題においては、実行することに意味はないのではないかと思うが
念のため実行。

AppCleanerで全部ぶっ飛ばす

アプリケーションの関連ファイルをすべて削除できるフリーウェア、AppCleanerを実行。
FirefoxのアイコンをAppCleanerにドラッグ&ドロップして
削除されるファイルを確認したあと、削除を実行する。

Preferencesフォルダに入っていた、Firefoxのplistファイルと
Application Supportフォルダに入っていた、Firefoxのプロファイルが入っているフォルダ
Firefoxのアプリケーション本体

プロファイルフォルダのみ、別のハードディスクにバックアップした後、削除実行。

再起動する

全部終わった後、もう一回再起動した。

起動するか実験してみる

この後、Firefoxのアプリケーションをもう一度Firefoxのサイトからダウンロードし、インストール。
初回起動で表示されるダイアログでは他のアプリケーションから情報をインポートしないを選択して起動。
とりあえずAdblockはインストールせず、FireGestures、Redirector、User Agent Switcher、GreasemonkeyLinkificationなどをインストールしてみたが問題発生せず。

→やったね!

環境の再構築

ちなみに、破損していたかもしれない古いプロファイルフォルダは、Windowsマシンにコピーした後
WindowsFirefoxで古いプロファイルフォルダから立ち上げたところ、何事もなかったかのように起動。

もしかしたら、Macのほうで起動してもうまく起動したかもしれないが、またおかしな状態になったら
なんか嫌なので実験しないことにした。

WindowsマシンのFirefoxで、各種アドオンの設定データをエクスポート。
ブックマークデータを
Adblock Plus、FireGestures、User Agent Switcherの設定データはこの方法でコピーできた。
RedirectorのExport/Import機能はなぜかうまく機能しなかったので手動で再設定。

保存したパスワードは、プロファイルフォルダから2つほどファイルをコピーすれば
移行できるという情報があったが、今回はPassword Exporterというアドオンを使って
パスワード一覧をエクスポート/インポートを行った。

3ヶ月ほど保存してある履歴は諦めることにした。