Mac OS XでWindows用のUSB無線LANデバイスを使うメモk

いろいろ忘れちゃいけないと思っているコトをメモメモ。今は覚えてるけどきっと忘れるし。
あわよくばGoogleにでも引っかかって、似たような情報を求めている人の役に立てばいいな、とおもう。

■別に持ってるPowerMac無線LANを使おうとおもいたった
デスクトップタイプだし、同じ部屋にルータやらハブやらがあるんだから、IEEE802.11gとかで繋いでわざわざ54Mbpsに速度落とすことないじゃんかと思うけど、なんとなく。

■きっかけは、PlanexのUSB無線LANアダプタ「GW-US54GXS」を衝動買いしたこと
今のとこ、そのへんの小売店で手軽に入手できる唯一のMac OS X対応を宣言しているUSBアダプタだと思う。
PC DEPOTで叩き売りセールしてたのをおもわず購入。
ちなみにこれ以降、この文章ではIEEE802.11nの話が頻繁に出てくるが、このアダプタはIEEE802.11g/b対応のアダプタだ。勘違いなさらぬよう。

■しかし箱に入ったまま放置プレイすること数ヶ月、11nの親機はないかと模索
私のメインマシンであるMacBookIEEE802.11nに対応しているし、親機は11n対応がよかろう。

そんなことを思ったので、当時1万円を切る唯一のIEEE802.11n対応無線LANルータであるPlanexの「MZK-W04N-X」を密かに狙っていたのだが
2ちゃんねるでの評判を見てみたところ、どうやらものすごい地雷ルータみたいで
「しょっちゅう落ちまくる」だとか「熱暴走しまくり」との悪評がズラズラと出ているのを見て購入を断念。

しばらくの間は「La Fonera+」という例の激安FONルータで過ごすがこれが11gのくせになかなか快適。
でもPowerMacを無線にするのは11nルータ買って環境が固まってからということに。

■余談だが、IEEE802.11nの20Mhzと40Mhzと130Mbpsと300Mbps、日本での法改正に関する話
ちなみに、今のもそうかもしれないが、私の持っているMacBookIEEE802.11nの20Mhzでの通信にしか対応していない。
基本的にIEEE802.11nでは20Mhz〜40Mhzを使って300Mbpsという値をたたき出しているが、ちょっと前までの日本では電波法がどうのこうので
20Mhzしか使用できないとかで、結果的に130MbpsがMAXなんだそうだ。

法改正が昨年だったかに行われて、ようやく40Mhzも使用可能になり、300Mbps対応ルータが市場に姿を現しているが
Apple製品については既存のデバイスに関して40Mhz対応は行われないようだ。
他社製品でも郵送して対応みたいな感じになっているらしいので、個人が提供されたファームウェアアップデートしてどうこうという問題ではないのかも。

■そんな中現れたCoregaの「CG-WLBARGNM」を購入
CoregaIEEE802.11n対応の無線LANルータ(ようするに親機)。これが1万円切ったので購入。
ネット上では特に悪い噂は見受けられなかったが、Macとの接続について書いてあるページは特になし。

しかしながら、買って帰るとMacBookでは無事にIEEE802.11nの130Mbpsでリンク。
ちょっと前に書いたように、親機が40Mhz対応でもMacBookが20Mhz対応しかないので、、130Mbpsの壁はどうしようもない。

さて、お次はPowerMac用に買っておいた「GW-US54GXS」を使って11gでつなげるかという話。
これがまたやはり特殊なアダプタで、しかもサイトに記述されている仕様と異なる点がいくつか。

■「GW-US54GXS」ではMac用のドライバでWPAも使える
MacにPlanexから落とした「GW-US54GXS」用の最新ドライバをセットアップ。
通常のAirMacドライバでは認識しないため、Planexの専用設定ツールを起動してアクセスポイントを選ぶのだが
Planexのサイトなどには「MacではWEPのみサポート、WPAは使えません」と書いてあるにもかかわらず
設定画面にはWPAの設定項目がちゃんと用意されているという仕様。

「これまでのWPA設定を使うか?」とかいう謎のメッセージで的確に答えないとなぜか使えないとか
システム環境設定のネットワークを一度開いて「今すぐ適用」をクリックしてから設定ツールを起動しないとアダプタが認識されないとか
謎仕様をくぐり抜けてなんとか使用できる状態になったが。。。

■でも、さすがPlanexといいますか不安定
使えると言えば使えるのだけど、しょっちゅうカーネルパニックを起こして不安定。
また、設定ツールが起動時に毎回立ち上がってくる。ログイン時に開くとかにはなっていない。

しかもいじっているうちにアダプタが無線LAN親機のSSIDを認識しなくなってしまった。モウダメポ

■「GW-US54GXS」を制御できる別のドライバならいけるんじゃないか
とか思い立って、検索してみたところ「ZyDAS」というメーカーの「ZD1211B」というチップセットを使用して組み立てられているので
ZyDASのドライバでも動くらしいという情報をキャッチ。

でもZyDASというメーカーはAtherosだかに買収されてなくなってしまい、ドライバの提供がされていない。
なんとかMacUPdateかどっかで「ZDA211MacUSB_install_4_5_7_0.dmg」とかいうのを入手。

結果的にはPlanexはドライバを開発しておらず、上記のドライバのアイコンを自社アイコンに変更しただけのものだったと判明。
ただし、上記のものはUniversal Binaryに対応しているらしいとのこと。でもPowerMacだから関係ねえ。
やっぱり一度ご機嫌がわるくなった無線LANは復活できず、ドツボにはまる。

■「GW-US54GXS」は捨てて「WLI2-TX1-G54」というEthernetコンバータへ。
設定ツールはバグって強制終了もできず、再起動もシステム終了もできなくなるし、カーネルパニック連発したところでいよいよブチギレ。
机の中に放り込んで、前にハードオフでジャンク品として買ってきた
無線LANに対応できない機器を無線LAN化するEthernet コンバータ(メディアコンバータともいうらしい)を繋いでみた。

WLI2-TX1-G54という製品なのだけど、こちらはPowerMacからコイツまでの経路がEthernetということもあって
Mac側の動作は絶好調。

だけど、「WLI2-TX1-G54」のご機嫌が悪くて、しばらくスリープにしておいたりすると復帰後に「WLI2-TX1-G54」がハングして通信できなくなってしまう不具合が発覚。
この問題に関しては「マルチクライアント」機能を設定画面からオフにして、「WLI2-TX1-G54」自体に割り振るIPアドレスDHCPではなく、デフォルトの「1.1.1.1」のままいじらないで運用することでどうにか安定。

■しかしCoregaの「CG-WLBARGNM」はAppleTalkを通さないらしい
Mac OS 9からEPSONのプリンタドライバを使いたいのだけど、プリンタがAppleTalkにしか対応していないので
とにかくなにがなんでもAppleTalkじゃないと困る。(USBプリンタじゃないのがさらに困りもの)

しかも、よく調べてみるとプリンタとMacを「CG-WLBARGNM」を通して有線でつなぐと認識するので
ルータ自体はAppleTalkを通しているみたいなのだけど、「有線」<ー>「無線」間でAppleTalkが通らないみたい。

atlookupコマンドをMacBookから実行してもプリンタやPowerMacが見えない。
でもMacBookethernetで繋ぐと見える。

■すべてが嫌になったのでAirMac Extremeを買ってくる
すべて捨ててやる!クソ!クソ!クソ!ってことでAirMac Extremeのおでまし。
これによってすべてがうまくいくようになりましたとさ。ちゃんちゃん。

「WLI2-TX1-G54」はべつのところで使いたいので、できれば別のUSBアダプタを追加購入してPowerMacをちゃんと繋ぎたい。
今のところの候補は、PlanexのGW-US300Mini-XかGW-US300Mini2。また爆弾を踏みそうだ。タスケテ